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お遍路の醍醐味とは生と死を体験できる事

週1ペースでお遍路の逆打ちを続けています。

逆打ちとはいっても同じ地域ばかりじゃ飽きてしまうので香川に行く日もあれば徳島や愛媛に行く日もあるんですよ。

 

自分のペースで体力と相談しながら好きなようにお寺を回っています。

 

突然ですがお遍路の醍醐味って何か知ってます?

 

私は生と死をリアルに体験できる所にあると感じています。

 

36寺回っているととんでもなく辺鄙で山奥の更に山奥みたいな所にあるお寺がいくつもあるんですよ。

私は車で移動だからまだましなのですが、こんな所を1人で歩いたら怖過ぎておしっこちびりそうだなと思う所も沢山通るんです。

 

下の画像のお寺に車で向かった時の私も同じような思いをしました。


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うちのカーナビはたまに勝手に設定した道を変更する事があるんです。

上のお寺に向かった時もそれをされて、まあ山道の運転は慣れてきたしと気楽な気持ちで変更した山道を走り始めたんですよ。

 

そうしたらどんどん人里を離れて鬱蒼とした山道になってきて、道路全体に苔が生えていたりすぐ隣で滝が流れている所も何ヵ所かある道を走る事になりました💀

 

しかも⚠️落石注意の看板は頻繁に出てきて実際に大きな石が何ヵ所も道路の端に落ちているし、ときどき小石か何かが車の天井に当たるの。

 

当然道路は対向車が来たらすれ違いが出来ない細さでガードレールはない上に自然が車や私を拒んでいる気配が強かった。

この道を走る私は完全にアウェイだなというのをひしひしと感じましたね。

 

カーナビの道路変更を気軽に受け入れた私が馬鹿だった😢と思いながらも腹を括って進むしかないと対向車に注意しながら低速で走り続けました。

 

走っている時にカーナビからはワイドなショーの松ちゃんの声が聞こえてくるのに少し救われながら進んでいく内に時速10kmで走っている前の車に追いついたの。

 

きっとこの車も私のように軽い気持ちで走り始めたらとんでもない山道で怖くてソロソロ走っているんだろうなと思いながらゆっくり付いて走っていたら、少し路肩で広くなっている所ですぐに道を譲られてしまった😵

 

道を譲られて先に走り始めた事でもしも私が落石で動けなくなっても後ろの車がなんとかしてくれると思ったら気持ちが少し楽になった。

 

この道を走っている時の自分の意識のモードの変化や集中力の凄さは今まで体験した事がない感じで、瞑想で深く入って意識のモードが変わった感覚に近かったかな?

 

ここにいるけどここじゃない感覚で15km以上は鬱蒼とした山道を走り続けてやっと下界の人里が見えた時は生還できた😭と思いました。

 

こんな風に書いていると大袈裟なと思う方もいるかもしれませんが、四国の山道はとんでもないレベルなんですよ。

走っている間に対向車と1台もすれ違わなかった事からもどれ程の山道だったか想像できる筈。

 

そんな大変な思いをして走ってついたら駐車場からお寺まで700m山道を登ることになり


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途中休憩しながら息を切らして汗だくになりながらお寺に着きました。

 

お寺も生と死が交差する場所であり、お遍路は1200年以上前にお亡くなりになったお大師様(弘法大師)の足跡を辿る旅でもある。

 

お寺を回る道中も道が細く危険な所がいくつもある(この日の道路は私の選択ミスですが)。

 

死をリアルに感じる時は生が際立つ。

 

これがお遍路の醍醐味であり魅力だと思うんです。

あーもう石が落ちてきたら死ぬなと思いながら走ると逆に死なずに生きたいという気持ちになるんですよ。

 

大昔のお遍路さん達が何を思いながら歩いてお寺を回り続けたのかはわからないけれど、私はお遍路の魅力は生と死をリアルに感じる事ができてお大師様の守護と導きを感じる所にあると思います。

 

鬱蒼とした人を拒む自然の前では自分はちっぽけな存在で、運転しながら心の中で『すみません、余所者の自分が通らせて貰います』と思いながら運転する事なんて普段はないしね。

 

あの道を走り抜けた自分は確かに自分を守護する存在やお大師様に守られていた・守られていたからなんとか走る事ができたと今でも思っています。